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桑の未来を創るプロジェクト

群馬県は富岡製糸場で知られるように養蚕業で栄えた県であり、現在も桑畑が多く残っている。桑には他の食品にはない栄養素があり、素晴らしい健康増進効果を持っていることから、近年、健康意識の高い人々から注目され始めている。しかし県内に現存する桑畑の多くは放置されているのが現状である。そこで弊社は、桑を使用した商品の購入層の大半が高齢者であることに着目し、新たな年齢層、特に20~30代の女性からの需要を創出することができるのではないかと考えた。桑には若い女性にとって嬉しい栄養素が豊富であり、ダイエットや健康を意識する女性にニーズがあると考えたためである。そこで弊社は、日々の食生活に桑を取り入れる「桑食」という考え方を提案する。そして、こうした層に桑の栄養素や美味しさを知ってもらうきっかけとなる商品を開発し、「桑食」を推進する。これにより、若い頃から桑に親しんでもらい、また、桑の持つ生活習慣病予防効果の認知度も向上させることで、中高年になっても桑を購入するなどの継続的な需要獲得を狙う。需要増加によって桑畑の価値を高めることができれば、放置された桑畑が甦り、桑の未来づくりの一助になると考えている。

  現在 10034

 
活動期間2016/04/01〜2017/03/31
活動人数5
チーム名Mirakuwa
業種  卸売・小売業
事業目的桑は他の食品には無い栄養素を持っており、健康意識の高い人々から、その健康増進効果が近年注目され始めている。養蚕業で栄えた群馬県には、今も桑畑が残っているが、その多くが放置されているのが現状である。そこで弊社は、日々の食生活に桑を取り入れる「桑食」という考え方を提案する。そして、その普及による新たな需要創出を狙い、再び群馬に桑畑を甦らせ、経済資源として活用されることを目指す。
事業紹介桑は他の食品には無い栄養素を持っており、健康意識の高い人々から、近年注目され始めている。養蚕業で栄えた群馬県には、今も桑畑が残っているが、その多くが放置されているのが現状である。そこで弊社は、日々の食生活に桑を取り入れる「桑食」の提案・推進によって、新たな需要創出を狙い、桑畑の再活用を目指す。
対象顧客弊社のターゲットは20~30代の女性である。健康やダイエットを意識していても、仕事や家事で忙しく、バランスの良い食事や運動が難しい年代である。そんな現代の女性にこそ、「桑食」を勧めたいという思いで開発したのが、桑と卵を使用したお菓子「くわたま」である。桑の持つ栄養素を活かした「女性にやさしいお菓子」がコンセプトである。「ダイエット中でも甘いものが食べたい」「忙しくて栄養不足、でも食事に時間はかけられない」「なんだかイライラ、でも高カロリーなお菓子は食べたくない」、そんな女性たちの「でも」を解決するのがこの商品である。
優れた点弊社の開発商品「くわたま」は、若い女性に桑の栄養素と美味しさを知ってもらうことを目的としたお菓子である。桑特有の成分である1-デオキシノジリマイシンには、糖分の吸収を抑える効果がある。さらに、本商品はバター不使用のため、塩分・脂質が控えめで、ダイエット中のおやつとしておすすめである。また、現代の若者に不足していると言われるビタミン・ミネラル類も豊富なため、忙しい時でも手軽に栄養素を摂ることができる。また、リラックス効果のあるGABAも含まれており、一息つきたい時のおやつとしてぴったりである。チョコレートや抹茶味のお菓子と違って、本商品はノンカフェインのため、イライラしがちな妊娠中や授乳中でも安心して食べられるという特長がある。また、無添加で桑の味と香りを楽しんでいただくために、たまごボーロの製法を採用し、食材にもこだわった。一般に、桑を食品として使用する際、青臭さが課題となるが、弊社ではぐんま製茶様の技術によって焙煎された桑茶葉を使用することで、青臭さを無くすことに成功した。また、卵は榛名山麓の水を飲んだ鶏の新鮮な卵を使うことで、臭みが無い卵本来の甘みや香りを活かした商品となっている。
広報戦略弊社がターゲットとするのは20~30代の女性であり、こうした層がお菓子を買う時の特徴に「パッケージ買い」がある。そこで、パッケージは思わず手に取りたくなるような大人可愛いデザインを採用する。さらに、外出先や職場でも食べやすいように、持ち運びがしやすい小さなサイズにし、一度に食べきらなくてもよい密閉チャックと可愛くデスクに置けて取り出しやすいマチ付きの袋を採用する。広報は、ターゲット層の利用率が高く、提携企業も利用しているFacebookを活用して、弊社の商品や桑に関する情報を積極的に発信していく。ターゲット層は、職場やママ友といったコミュニティの繋がりが強い世代であるため、弊社の商品や桑に関する情報が広まることが期待できる。さらに、提携企業である株式会社ぐんま製茶様と株式会社モアザン様が出店するイベントに参加するなど、外部団体とも連携して、実際に弊社の商品や桑を食べていただく機会を作り、少しでも多くの方に「桑食」を広めていきたいと考えている。
提供(販売)方法本商品の普及の際に課題となるのは、たまごボーロの「幼児が食べるお菓子」というイメージである。弊社では、このイメージを払拭するために、パッケージには栄養素や、桑のほろ苦さや香ばしさを活かした大人向けの味であることを記載し、大人の女性向けの「大人可愛い」デザインを採用する。また、本商品は、疲れているときにリラックスできるお菓子としての需要から、職場で食べることを想定し、持ち運びしやすく外出先でも食べやすい密封チャック付きのパッケージで提供する。なお、商品化へ繋げるために、トレードフェアでは、より多くの方に食べて頂き、ご意見を頂くため、ミニサイズ・簡易包装で販売する。販売に関しては、提携企業である株式会社モアザン様の持つ販路を利用し、直営店舗のほか、駅構内のコンビニやお土産コーナーを販売場所として考えている。また、より多くの人の目に触れるよう、店頭販売だけでなく販売イベントへの参加も考えている。提携企業であるモアザン様とぐんま製茶様は、県内外問わず、百貨店や県などが主催するイベントに出店しているため、連携して開発商品を販売・紹介し、桑の魅力や弊社の理念・商品について発信していく。

所属団体

学校法人 共愛学園前橋国際大学 (複数学年)
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